金持ち父さん 貧乏父さん要約と要点まとめ。正しい金融知識を学ぼう

金持ち父さん 貧乏父さん

「金持ち父さん 貧乏父さん」という本を知っていますか?

ビジネス書としては「超」がつくほどのベストセラーとなった本です。全世界で4000万部、日本では400万部を突破しています。

なぜこれほどまでに有名になったのか?

それは、お金についての知識をいろんな角度から学べる本だからです。

中には金持ち父さん 貧乏父さんを利用(悪用?)したビジネスが横行しているものもあります。

しかし私は、この本の本質はお金について学ぶことと、正しい金融知識を身に付けることにあると考えています。

ざっくりとした解説になりますが、よかったら是非原著も読んでみてください。

それではいってみましょう!

お金を作ってしまった主人公

本の著者はロバートキヨサキ氏。日系アメリカ人で、貧乏父さんを実の父に持ち、友人の父が金持ち父さんでした。主人公は、二人の父から金融に関する「全く違う教育」を受けました

著者は若いこと、金持ち父さんから、「欲しいものがあるなら、お金を作ってごらん」と言われました。そして町の住民から歯磨き粉のチューブをかき集めます。

当時のチューブは樹脂製ではなく、鉛で出来た金属製のチューブでした。

たくさんのチューブを集めた、著者は鉛を溶かして硬貨を作ろうとしました

硬貨の偽造であると知らなかった著者は、実の父(貧乏父さん)に「これは偽造である」と教えられてやり方が間違っていたことを知ります。一方、金持ち父さんはとても喜んでいました。

その後、二人の父親からお金に対する「教育」学んでいきます。

  • 持ち家を持つことは資産なのか、負債なのか?
  • 良い大学を出て就職することが人生のゴールなのか?
  • ビジネスをするとはどういうことか?

最終的に著者は、金持ち父さんからの教育を受けることになります。

金持ち父さんの教育方法は、何よりも考えさせるという点が印象的です。

お金を得るためにはどうすべきか?と考えることが重要だと繰り返し述べています。

金持ち父さんになる方法とは?

金持ち父さん 貧乏父さんに書かれている内容を要約すると、以下のようになります。また、多くの「お金持ちになる方法」について書かれている本に関しても、下記のような流れは同じになります。「お金持ちになれる黄金の羽の拾い方」の記事でも、同様の内容でした。

  1. まずは収入を増やしなさい
  2. 次に支出を減らしなさい
  3. さらにリスクを取りなさい
  4. サラリーマンを辞めて起業しなさい
  5. 税金を払うのをやめなさい
  6. 家計のバランスシートを作って自分の資産と負債を管理しなさい

それぞれについて解説します。

まずは収入を増やしなさい

著者はゼロックスの営業マンとして仕事をしながら元手を作り、株式投資や不動産売買で資産を増やしました。どんなビジネスをするにしても、ある程度まとまった元手が必要です。

人的資本という考え方があります。生涯賃金を3億円とすると、新卒社員は「3億円の労働資源、資本を持っている」と捉えます。定年すると働けなくなるため、資本はゼロになり資産だけをもっている状態になります。

次に支出を減らしなさい

例え大きな利益が出ていても、支出も大きくなれば金持ちにはなれません。六本木ヒルズやタワーマンションに住むことが人生のゴールであれば構いませんが、経済的自由を達成するには、支出を節約することが大切です。

お金持ちになれる黄金の羽の拾い方」では、資産形成=(収入)-(支出)+(資産×運用利回り)であると解説しました。

さらにリスクを取りなさい

著者は不動産不況の状況でも銀行から融資を受けて割安の不動産に投資し、資産を増やすことに成功しました。ここぞ!というときにはリスクを許容できるかが重要になります。

ただし、著者はアメリカで不動産事業を行っており、日本とは税日本とアメリカではローンの請求範囲に違いがあり、日本ではうまくいかないと言われています(引用URL)。

サラリーマンを辞めて起業しなさい

著者はサラリーマンのままでは経済的に自由になれないと説いています。

これには私も同意していて、自身でビジネスを始めることが必要だと思います。どんなビジネスなら成功するか?については、その人の得意分野やバックグラウンドがあるので一概には言えません

得意でニッチな分野でビジネスをするのが成功の秘訣だと思います。

税金を払うのをやめなさい

会社を作り、合法的に節税する方法について触れています。

法人になることで税制面で様々な優遇を受けることが出来るようになります。自分のビジネスを作り、収入の目途が立ったら法人登記を検討しましょう。自身の収入とのバランスで自営業でいるべきか、法人化すべきかのタイミングは変わります

詳しい話に関しては、以下の記事でも解説しています。よかったら読んでみてください。

家計のバランスシートを作って自分の資産と負債を管理しなさい

バランスシート(貸借対照表ともいう)という考え方は今では一般的になってきています。自分の経済状況を見直し、何が資産で何が負債かを明確にし、管理することは資産形成でとても重要です。資産と負債、両者の違いは簡単です。

資産:私のポケットにお金を入れてくれる
負債:私のポケットからお金を取っていく

これだけです。この考え方でいくと、マイホームや車は「負債」という考え方になります。あくまでバランスを考えるものですが、自分がどれだけお金を使っているかを把握することが資産形成のカギになります。

自分への投資を優先する

自己投資の重要性

経営者である金持ち父さんは、毎月の収入をどう使っているか主人公に説明します。その際、何よりも自分への投資を優先すべきだと触れています。部下の給料よりも。

自分に足りない知識や情報があれば、積極的に自分へ投資しましょう。

読書や勉強は代表的なものです。ビジネススクールに通ったり、語学を学ぶのも良いと思います。

やりたい目標が明確に出来たら、どうやったら達成できるかを考え、自分へ投資しましょう。

良い大学・就職先は人生のゴールではない

私は両親から、「勉強して良い大学に入り、良い就職先をみつけなさい」と教育をうけました。これは貧乏父さんの教育法と全く同じです。これは間違いではありません。なぜなら、

勉強をすることで選べる職業の幅が広がり、人生の選択肢が増えるからです。

しかし、経済的な自由を達成するためのゴールではないかもしれません

ほとんどの人は、金融の知識を学ばずに社会に出ます。投資の重要性を理解しないで社会人になるため、変なセミナーに出会ったときに不利な投資をしてしまうことが多いのです。

社会人になるまでに勉強したことは、何をすれば学べるかを知った段階に過ぎません。いわば勉強のスタートラインです。そこからどんな知識を学ぶか、勉強するかは自分で選択しなければなりません。

経済的な自由を達成することが人生のゴールだとしたら、どうやったら達成できるかを自分で学ぶしかありません。

まわりへのGiveも忘れずに

知識を得たら、積極的に周りの人にも「与える」ことを意識しましょう。

与えることによって、周りにも影響が表れ、最終的に自分へ返ってきます。

逆に、「もらう」ことを繰り返しては、周りから嫌われ人がいなくなってしまうでしょう。損得勘定で動くわけではないですが、周囲の人に与えることによって、事業が好転したり、交流が深まることは多いですので、まずは与えることから始めてみましょう。

金持ち父さんは資産家になる前から慈善団体に寄付をしていました。「寄付するほど自分にはお金がある」と言い聞かせるマインドを作るためだともいわれています。

まとめ

金持ち父さん 貧乏父さんから、お金に関する知識や、考え方について学んだことを解説しました。本著はいろんな要約や解説が出ており、人によって受け取り方が様々です。

中には、自分のビジネスに強引に結びつけようとするものもあり、不動産業者が取り上げることが多いので注意が必要です。結局、自分が何を学ぶか?が重要だといえますね。

金融知識を身に付けるにはおすすめな本だと思いますので、書店で見かけたらぜひ手に取ってみてください。

 

当ブログでは旅行・投資・移住に関する情報を随時発信していますのでチェックしていただけたら幸いです。

最後まで見ていただきありがとうございました!

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